2015年3月、カナダ・トロントにて開催されたTESOLインターナショナル・コンベンションにて、本学のデビッド・ヌーナン教授がJAMES E. ALATIS 賞を受賞されました。
同賞は*TESOL協会創立会員であり、本年2月28日に逝去されたジェームズ・アラティス博士にちなんで創設され、 年に一度、TESOL(Teaching English to Other Language Speakers; 英語教授法)の分野での大きな功績が認められた会員を一人選出し、顕彰しています。(*世界156ヵ国におよそ1万2千人の会員を持つ世界最大の言語教育学会)
過去10年間の同賞受賞者には4名の本学教授が含まれ、デニス・ムレー教授(2006年)、キャサリン・ベイリー教授(2007年)、メアリアン・クリスティソン教授(2012年)、デビッド・ヌーナン教授(2015年)が受賞しています。 ヌーナン教授は世界的に著名な応用言語学者であり、「Syllabus Design」(Oxford University Press)や「The Learner Centred Curriculum」(Cambridge University Press)といった数多くの著書を出版。世界中で教科書として使用されています。
本学の名誉学長であり、現在本学TESOL修士課程主任を務める同教授は、1996年にリアルタイムで学習するオンラインTESOL修士課程を開発。以来、オンライン授業の普及に努めてきました。「教師は学生に代わって学習することはできない」との思いから、徹底した学習者中心のオンライン授業を勧めてきました。
今回の受賞に加え、ヌーナン教授は同コンベンションにて「Exploring Professional Confidence in ELT Teacher Education Content Area」と題した発表を行ったほか、「Language Learning Beyond the Classroom」と題した教室外学習に関するシンポジウムを、また語彙と言語構造の発達について、「Childhood is an Adventure – and Learning Can Be, Too」と題した発表を行いました。
David Nunan 教授