世界最大の言語教育学会、TESOL International Association(TESOL協会)は、同協会設立50周年を記念し、過去50年間で最もTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages; 英語を母国語としない人のための教授法)分野の発展に貢献した50人の教授を発表しました。
米国カリフォルニア州を拠点に世界各地にオンライン教育を提供するアナハイム大学の教授陣からは、以下5名の教授が選出されました。
David Nunan, Ph.D.
Kathleen Bailey, Ph.D.
Denise Murray, Ph.D.
MaryAnn Christison, Ph.D.
Andy Curtis, Ph.D.
120名以上の候補者の中から、選考委員会が50名を選出。TESOL分野における功績を顕彰しました。また、同大学から2名以上の教員が選出された大学はない中、アナハイム大学からは上記の5名の教授が選出され、その躍進が目立ちました。
▽受賞した本学教授陣(一部)のご紹介
デビッド・ヌーナン(アナハイム大学 デビッド・ヌーナンTESOLインスティチュート所長)
応用言語学および英語教授法の権威として世界的に知られる。これまでに世界中で使用されている教科書を多数執筆。著書「Go For It!」シリーズは全世界で累計 2.5 億部の売り上げを記録。2000年には TESOL 協会(言語教育分野の世界最大の学会)の会長を務めました。これまで香港大学やコロンビア大学(アメリカ)、上智大学、チュラロンコン大学(タイ)、マッコーリー大学(オーストラリア)などの一流大学における指導経験があります。徹底した学習者中心の教育を掲げ、1996年のアナハイム大学設立時より、本学とともにオンライン教育を牽引してきました。
キャスリーン・ベイリー(アナハイム大学 TESOL教授)
TESOLおよび応用言語学における功績が世界的に知られる。これまでには名誉あるJames E. Alatis賞など多くの賞を受賞。1998年から1999年には、TESOL協会の会長を務めた。数々の言語教育ジャーナルの編集委員を務めるほか、モントレー・インスティチュート・オブ・インターナショナル・スタディーズにて応用言語学を教える。アナハイム大学ではオンラインTESOL修士課程および博士課程を教える。
デニス・ムレー(アナハイム大学 TESOL教授)
1996年から1997年にTESOL協会の会長を務めたほか、同協会の理事を7年間務めた経歴を持つ。マッコリー大学(オーストラリア)およびカリフォルニア州立大学サンノゼ校(アメリカ)の名誉教授。専門はCALL(computer-assisted language learning)、異文化リテラシー、L2教室におけるL1の使用、言語教育政策、言語教育におけるリーダーシップなど。これまでに執筆論文が多数の学術誌、書籍に掲載されているほか、共著・出版編集など多数。
【TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages; 英語を母国語としない人のための教授法)について】
英語を母国語としない人に対する英語教授法の研究・指導がテーマです。将来英語教員を目指す方や、現役の英語教員として活躍しておられる方、また英語教師としてキャリアのステップアップをしたい方にとって、英語教授法の専門的知識とスキルの習得は、指導力向上につながる強みとなります。
【アナハイム大学について】
所在地: 1240 S. State College Blvd. #110 Anaheim CA 92806
設立: 1996 年
Tel: +1-714-772-3330
URL: http://www.anaheim.edu
事業内容: 米国カリフォルニア州アナハイムを拠点に、1996 年の設立以来、オンライン TESOL(英語教授法)プログラムやオンライン MBA など、質の高いオンライン教育を世界中に提供。特にオンライン TESOL プログラムでは、デビッド・ヌーナン教授やロッド・エリス博士など、世界的に著名な TESOL 教授陣が開発・指導するプログラムを有し、多くの卒業生が英語教育の分野で活躍している。
【関連リンク】
TESOL'S 50 AT 50 & 30 UP AND COMING
http://www.tesol.org/50th/50-leaders