Thanh-Phong Huynh

Thanh-Phong Huynh さん

アナハイム大学オンラインインターナショナルMBAを2017年に卒業した Thanh-Phong Huynhさんに、本学でのご経験とご自身の今後のキャリアについてお伺いしました。

1)  アナハイム大学を選んだ理由は?

いろいろ調べた結果、アナハイム大学に決めたのは主に次の3つの理由からです。まず、フレキシブルであるということです。私はフルタイムの仕事に加え、さらに(MBAのほかに)もうひとつ修士課程に在籍しており、作業する場とスケジュールが常に変わります。100%オンラインのプログラムでなければ、この三足のわらじを履くことはできなかったでしょう。

次にインターナショナルであることです。ドイツ国内の人文系の学位だけでは、進み続けるグローバル化とトランスカルチュラリズムに対処するには不十分でした。アナハイム大学は米国で正式に認可されており、インターナショナルな方向性を持つ、英語によるプログラムなので、条件にぴったりだと感じました。

そして、最後にユニークであることです。アナハイム大学のインターナショナルMBAは、実質的に全米で唯一、ビジネスの要素に加え、私が最も関心を持っている分野である、アジア研究に強い(特にキャラハン教授には感謝しています)教授陣が揃うプログラムでした。

2) これまでのキャリアについて教えてください。

16歳の時、ファイナンス部門のITマネジメントアシスタントとして3年間見習いをしました。それから方向転換して、(ドイツ国内で)義務付けられている奉仕活動を赤十字にて行い、第三セクターに従事しました。その後、中国語と日本文化を大学で学びました(その後インターナショナルMBA)。その間ブティックホテルを共同経営しつつ、NHK WORLDでも働きました。現在はアジア研究で博士課程への進学と同時に、管理職ポジションに就ければと考えています。

3) MBA取得を決意した理由は?

生活の心配がなければ、人文系の研究だけで満足し、学問研究の道にまっしぐらに進んでいたことでしょう。MBAは、学問の道でうまくいかず、自由市場で職を得なければならなかった場合に役立つ資格として取得しました。しかしMBAプログラムで学んでいるうちに、箔をつけたり、就職の幅を広げてくれるだけでなく、学際的アプローチに有効な分析力、また組織的スキルを得ることができると気が付きました。MBAを取得して損はありません。


4)  プログラムで一番良かったところは?

スチューデント・サービスが最高でした。いつも頼りになり、フレンドリーでカジュアルなコミュニケーション、素早い返信と熱心さでもってサポートしてくれました。


5) 一番の思い出は?

いつもエンロールメント・キーが送られてきた後、わくわくしながら6週間分の課題を一通りチェックしました。その後すぐにクラスメートのリストを見て、誰と一緒に学んでいくのかを確認しました。この瞬間が一番好きでしたね。


6) オンライン学習という経験についてはいかがでしたか?

オンキャンパスの大学にも在籍していたため、オンライン学習との違いがよく見えました。個人的には一番大きな違いは(ドイツの一般的な大学と比較してですが)、厳格なポイントシステムがあるということです。つまり、毎週積極的に参加し、ディスカッションフォーラムで発言し、期限内に(特別な事情がある場合を除いて)課題を提出しなければなりません。

(オンキャンパスの大学の)「オフラインセミナー」では、多くの学生たちは、気後れするのか、間違いを恐れてか、もしくは言語面での障害からか、あまり発言をしません。しかし、こういったタイプの学生こそが、オンラインで発言し、ポテンシャルが引き出されます。言いたいことを時間をかけてよく整理することができるので、必然的に、多くの人は話すよりも書くことの方が容易いのです。プレッシャーを感じることもありません。より深い議論には、各コースにつき2度開催されるオンラインセミナーで意見交換をしたり、クラスメートや教員と一緒に考えを発展させることができます。もしそれでも十分でない場合は、クラスメートと授業外で個人的に話し合いすることもできます。私はこれをよくやりました。一般的に、オンライン学習は過小評価され過ぎています。いろいろな意味で効果的で、生産的です。オンキャンパスの大学には成し得ないことです。やってみる価値は間違いなくあったと思います。

 

7) フルタイムで働きながら学習時間とのバランスを取る秘訣は?

優先順位をはっきりさせることにつきます。自律心と根気、そして努力で乗り越えられないことはないと思います。


8) 学習コミュニティの一員であると感じましたか?

はい。プログラムの修了に向けて一緒に頑張るクラスメートは、日本語でいう、「仲間」(英語の”comrades”よりもう少し深い意味があります)という表現がぴったりだと思います。みんな世界各地にばらばらに散らばっているのですが、つながっているように感じます。お互いに助け合い、一匹狼であるように感じることはありません。


9) 珍しいところからライブ授業やオンライン・ディスカッションフォーラムに参加したことは?

新宿のお寿司屋さんです。


10) オンライン学習を躊躇している人にはどんなアドバイスを?

やってみたら(Give it a chance)と。


11) MBAは今後のキャリアに役立つと思いますか?

キャリアだけでなく、人生経験を広げる上でも役立つと思います。

12) これからMBAプログラムを始める人にアドバイスを。

課題量を甘く見ない方が良いでしょう。MBAの学位は(努力によって)獲得しなければならないものです。

 

この件に関するお問い合わせ:This email address is being protected from spambots. You need JavaScript enabled to view it.(日本語可)

 

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